イランが声明「武器禁輸は自動解除された」…安保理の措置期限迎え

読売新聞 / 2020年10月18日 15時18分

 【テヘラン=水野翔太】イランの武器取引を禁じる国連安全保障理事会の武器禁輸措置は18日、適用期限を迎えた。イラン外務省は18日、「武器禁輸は自動的に解除された」とする声明を発表した。

 

 国連安保理は2007年、秘密裏の核開発が発覚していたイランに武器禁輸措置を科した。イランが核開発の制限に応じた「核合意」を承認した15年の安保理決議で、武器禁輸は5年間継続されることになり、今月18日が期限だった。

 

 解除に反対する米国は、禁輸措置の無期限延長を求める決議案を安保理に提出したが、8月に採決で否決された。

 

 イラン外務省は「通常兵器を必要以上に購入することは国防方針にそぐわない」とし、兵器の自国生産を重視する従来の立場を強調した。

 

https://news.infoseek.co.jp/article/20201018_yol_oyt1t50126/