読売新聞 / 2020年10月11日 13時39分
宮崎県は、冬のインフルエンザの流行期において、発熱患者が県内で1日最大約4000人発生するとの想定を明らかにした。症状だけでは新型コロナウイルスと区別できないが、新型コロナ検査が可能な医療機関は限られるため、県は検査を実施できる医療機関を広げる取り組みを進めている。
9日夜、県庁で県新型コロナウイルス感染症対策協議会(会長=浜田政雄・県医師会副会長)の会合があり、県は想定を説明。発熱患者発生のピークを「来年1、2月の1、2週間ほど」と見込んでいる。
県は発熱患者の診療、検査を担う「診療・検査医療機関」に地域にある診療所などを指定したい考え。現在、新型コロナの検査ができるのは約200の医療機関にとどまるため、県内の全医療機関約1000施設の指定を目指して、協力を求めている。
県は「より多くの医療機関に手を挙げてもらい、身近なところで新型コロナとインフルの診療、検査ができる態勢をつくりたい」としている。
https://news.infoseek.co.jp/article/20201011_yol_oyt1t50113/